おすすめランニングシューズ

アンダーアーマー「ベロシティ」シリーズ3モデル徹底比較レビュー

アンダーアーマから発売されたランニングシューズのベロシティシリーズが注目を集めています。

今回の刷新により、ベロシティ(Velocity)シリーズは「エリート3」「プロ2」「SPD」の3モデル体制へと変わりました。

新素材「ホバープラス(HOVR+)」を武器に、他社ブランドの「ふわふわとした柔らかさ」とは一線を画す、アンダーアーマー独自の進化を遂げています。

象徴的なのは、2024年のボストンマラソン。

シャロン・ロケディ選手が「UA ベロシティ エリート 3」のプロトタイプを着用し、2時間17分22秒という女子コースレコードで優勝を飾ったニュースは、シューズギークたちの間でも大きな衝撃となりました。

ベロシティシリーズでは、3つのシューズが発売されています。

それぞれのシューズはどんなシューズなのか徹底解説します!

ベロシティシリーズ スペック比較表

モデル名

用途

プレート素材

ドロップ

重量(27.0cm)

ベロシティ エリート 3

エリートレース

カーボン

0mm

220g

ベロシティ プロ 2

万能レーサー

グラスファイバー

8mm

252g

ベロシティ SPD

デイリートレーニング

なし

8mm

218g

エリート 3(トップレーシングモデル)

エリート3 

世界を制したプロトタイプの性能をそのまま市販化した、シリーズ最高峰の勝負靴です。

シューズの特徴

①フルレングスのカーボンファイバープレート搭載

強力なカーボンプレートがロッカー構造(ゆりかご形状)と相まって、勝手に足が前に転がっていく感覚を味わえます。

②新開発「ホバープラス(HOVR+)」を全面採用

フォーム内に見える「つぶつぶ(粒子)」が特徴的な、最新の高反発素材となります。

ミッドソール全面の「ホバープラス」は、前作比で柔らかさと反発性が向上しています。

他社の厚底にありがちな「沈み込みすぎて足が残る」感覚がなく、着地した瞬間にパンと跳ね返るレスポンスの速さが魅力です。

③待望のラバーアウトソール初搭載

前作の課題だった不安定さを解消し、グリップ力を劇的に向上しています。

前作まではミッドソールとアウトソールを一体化させた「Flow」テクノロジーを採用していましたが、今作からはあえてラバーアウトソールを貼る構成に変更となりました。

これにより、前作の「バランスボールの上に乗っているような不安定さ」が解消され、着地時のブレを抑える「シリンダー(円柱)」のような安定した転がりを実現しています。

シューズの基本スペック

項目

スペック

ミッドソール

ホバープラス(HOVR+

プレート

フルレングス・カーボンファイバープレート

ドロップ差

0mm(ミッド/フォアフット向け)

重量

220g27.0cmの場合)

おすすめのランナー

サブ3から2時間台を目指すシリアスランナーのレース用におすすめです。

前作のエリート2(約245g)から約25gもの軽量化に成功しており、レース後半の「足が売り切れた」状態でも、0mmドロップを活かした高いピッチ(回転数)を維持したいランナーに最適です。

カラー展開

ブラック

ベロシティ プロ 2(万能レーサーモデル)

プロ2

エリートモデルのテクノロジーを、より扱いやすいバランスで落とし込んだ一足です。

シューズの特徴

①軽量グラスファイバープレートによる心地よい反発

カーボンよりも足への当たりがマイルドになります。

プレートにカーボンではなくグラスファイバーを採用したことで、脚力に自信がないランナーでも「踏まされる」感覚がなく、心地よい推進力を得られます。

②エリート共通の最高峰ミッドソール

「ホバープラス」を贅沢に採用し、履き分け時の違和感を排除しました。

③8mmドロップによる高い汎用性

誰でも一定のリズムを刻みやすい設計となります。

8mmのドロップがあるため、踵着地のランナーでもスムーズに体重移動が可能です。

スピード練習から距離踏みまで、一定のテンポを維持して走る際にその真価を発揮します。

シューズの基本スペック

項目

スペック

ミッドソール

ホバープラス(HOVR+

プレート

軽量グラスファイバープレート

ドロップ差

8mm

重量

252g27.0cmの場合)

おすすめのランナー

サブ3.5〜4を目指すランナーのメインレース靴として、あるいはエリートランナーのジョグからテンポ走用としての使用がいいでしょう。

非常に汎用性が高く、一足で何役もこなしたいランナーにおすすめです。

カラー展開

ブラック

ブラック×グレー

ベロシティ SPD(デイリートレーナーモデル)

SPD 

プレート未搭載ながら、シリーズ最軽量を誇る「軽快さ」が武器のニューモデルです。

シューズの特徴

①シリーズ最軽量(約218g)

プレートを抜いたことで、驚きの足さばきの良さを実現しました

デイリートレーナーでありながら、プロ注目の「隠れた名作」です。

ジョグだけでなく、トラックでのスピード練習や練習後の流し(ウィンドスプリント)でも、まるでレース靴のようなキレのある反応を見せてくれます。

②高反発「ホバープラス」を贅沢に使用

プレートなしでも「ホバープラス」自体の力で十分な反発が得られます。

最近の流行である「柔らかすぎて沈む厚底」が苦手な方に朗報です。

このSPDは「沈み込みすぎない早いレスポンス」が特徴で、地面を叩いた分だけ正確に力が戻ってきます。

③エアロダイナミック・ヒール

無駄を省きつつ、着地の安定性を高める最新ヒール設計となっています。

「エアロダイナミック・ヒール」は、サポートに必要なパーツだけを残し、余分な段差や重量を徹底排除したデザインです。

これにより踵のホールド感が高まり、軽快な足運びをサポートします。

シューズの基本スペック

項目

スペック

ミッドソール

ホバープラス(HOVR+

プレート

なし

ドロップ差

8mm

重量

218g27.0cmの場合)

おすすめのランナー

ランニングが習慣化した初級者(サブ5〜4)の万能靴として、あるいは中上級者のリカバリージョグからスピード練習まで使うことができます。

ピッチ走法でリズムを大切にするランナーには、この早いレスポンスが病みつきになるはずです。

カラー展開

メンズ

ブラック

ブラック×グレー

レディース

ブラック

まとめ

アンダーアーマーのベロシティシリーズは、競合他社がクッションの「柔らかさ」を競う中、一貫して「沈み込みすぎない、素早いレスポンス」という考えのもと開発が進められてきました。

  • 世界記録に挑む回転性能を求めるなら: 0mmドロップ×カーボンプレートの「エリート 3」
  • 日々の練習からレースまで一足でこなすなら: 安定感抜群の「プロ 2」
  • 驚くほど軽く、テンポ良く走りたいなら: 軽快な「SPD」

自分の走力や目的に合わせてぴったりのシューズを探して見て下さい。

その他にもランニングシューズの記事を書いています。

購入の参考にしてみてください。

    • この記事を書いた人

    RUN SHOE EXPRESS

    30代、都内在住、色々なランニングシューズを試しながらマラソンをしています。
    このブログではランニングをする人向けて、少しでも役に立つ情報を発信していきたいと思います。